こんにちは、なつきです。
数ある副業の中でも稼げると言われているのが「転売ビジネス(物販)」です。
誰でも簡単に取り組めるうえに稼ぎやすいという理由から人気の副業として注目されています。
実際に僕自身、サラリーマン時代には副業として転売ビジネスに取り組んでいた時期がありました。
実際にやってみて、思ったことがあります。
それは、「転売ビジネスは副業に向かない」ということです。
今回は僕の経験も踏まえて、なぜ、転売ビジネスが副業に向いていないのかその理由を解説します。
目次
転売(物販)ビジネスとは?
転売ビジネスとは、その名のとおり商品を仕入れて、仕入れた商品を販売するビジネスです。
仕入れた価格と販売した価格の差額で利益を得ていきます。
例えば、3万円で仕入れた商品を4万円で販売したとします。
すると1万円の利益になります。
このように転売ビジネスでは、安く仕入れた商品を高く売ることで利益を得ていくんです。
商品を販売する場所は
・Amazon
・ヤフオク
・楽天
・メルカリ
など様々なプラットフォームがあります。
転売ビジネスがおすすめだと言われている理由
副業ビジネスがなぜおすすめだと言われているのか、その理由を解説する前に、転売ビジネスの仕組みを理解していただくために、ビジネスにおける重要な3つの要素について簡単に説明します。
ビジネスにおける重要な3つの要素とは
- 集客
- 商品
- セールス
です。
集客
商品を販売する際には必ずお客様が必要です。
商品
有形商材、無形商材問わずビジネスをするためには商品が必要です。
セールス
商品をお客様に届けて初めてビジネスが成り立ちます。
転売ビジネスは、 今お話ししたビジネスにおける重要な3つの要素のうち「集客」と「セールス」を「Amazon」や「ヤフオク」などのプラットフォームが代行してくれるんです。
自分で店を出店して集客やセールスをやっていこうと思うとかなりの労力がかかりますが、Amazonや楽天であれば
毎日たくさんお客さんがやってきて商品を買っていきます。
これらの強力なプラットフォームで商品を販売するということは、一等地にお店を出店して商品を販売する以上の効果が見込めるんです。
このように転売ビジネスでは、「集客」や「セールス」をプラットフォームに任せて「商品を安く仕入れて高く売る」ということに専念するだけで良いのです。
やることが単純で取り組みやすいことから転売ビジネスはおすすめの副業だと言われています。
転売ビジネスのやり方
ここでは、転売ビジネスのやり方を簡単に解説します。
転売ビジネスのやり方の手順は
1.価格差がある商品を探して、仕入れる
2.プラットフォームに出品する
3.売れたら利益を確定する
この3ステップだけです。
1.価格差がある商品を探して、仕入れる
まずは価格差がある商品を探して仕入れを行いましょう。
例えば、Amazonで中古で25,000円の商品Aがあったとします。
そして、商品Aがヤフオクやメルカリでは35,000円で売れていたとします。
この場合、商品AをAmazonで仕入れてヤフオクで売れば1万円の利益になります。(手数料などは除く)
このように価格差がある商品を探して仕入れていくのです。
ちなみに、価格差があれば、仕入先はどこでも構いません。
中にはドンキホーテであったり、コストコなどで仕入れている人もいるので、自分が仕入れやすい場所を見つけると良いでしょう。
2.プラットフォームに出品する
次は自分の好きなプラットフォームに出品していきます。
出品するプラットフォームは
・Amazon
・楽天
・ヤフオク
・メルカリ
などがありますが、どこでも構いません。
3.売れたら利益を確定する
売れたら利益を確定するために商品の発送を行います。
商品の発送が完了し、お客様が商品を受け取れば取引は完了です。
副業で転売ビジネスがおすすめできない理由
ここまで転売ビジネスがおすすめされている理由や実際に転売ビジネスをやる時の手順についてお話ししてきましたが、この記事の冒頭でお話しした通り、僕としては転売ビジネスをおすすめできません。
なぜかといいますと、
- ビジネスを維持する費用が高い
- 売れなければ資金繰りがキツい
- 商品の在庫場所に困る
- そもそも仕入れが難しい
- 仕入れに時間がかかる
からです。
詳しく解説していきます。
ビジネスを維持する費用が高い
転売ビジネスでは、商品を販売するためにAmazonや楽天などのプラットフォームを利用します。
このプラットフォームを利用するためには「月額利用料」「販売手数料」が必要なんです。
Amazonを例に出して解説します。
Amazonに個人で出品する場合「小口出品者」「大口出品者」の2パターンで出品をすることができます。
まず小口出品者の場合ですが、
・月額登録料が無料
・商品が1つ売れるたびに基本成約料が100円必要
・商品が1つ売れるたびに販売手数料とカテゴリー成約料が課金される(大口と共通)
といった特徴があります。
月額料金がない代わりに、販売ごとに100円請求されるのが特徴的です。
つまり、ある程度利益を見込めるようになってきたら、大口出品者へ変更したほうがお得なのです。
次に、大口出品者の場合ですが、
・月間登録料が4,900円必要
・商品が1つ売れるたびに販売手数料とカテゴリー成約料が課金される(小口と共通)
といった特徴があります。
100円の基本成約料の代わりに月間登録料が4,900円必要になります。
これに加えて販売手数料として売れるたびに商品金額の10%〜20%のお金が必要になります。
これを踏まえて利益を出していこうと思うとなかなか大変なのです。
売れなければ資金繰りがキツい
転売ビジネスでは必ず仕入れのお金が発生します。
クレジットカードで仕入れたとしても翌月には必ず請求がやってきます。
そして、請求時に商品が売れていなければ仕入に使ったお金だけを払っている状態になるんです。
1ヶ月くらいであれば、それほど問題ないかと思いますが、積み重なると資金繰りがキツくなってきます。
稼ぐためには仕入れないといけないが、仕入れると支払いがどんどん増えるという悪循環に陥りがちです。
商品の在庫場所に困る
転売ビジネスで一番困るのは商品の在庫を保管する場所がなくなってくることです。
転売ビジネスをスタートしたばかりの頃は仕入れすぎて商品が家の中で山積みになるという人も少なくありません。
そのように雑多に扱ううちに「商品が破損した」なんてことだってあり得ます。
そもそも仕入れが難しい
転売ビジネスをおすすめしているサイトを見ていると「仕入れるだけだから、簡単」と紹介されていることが多いのですが、実際に仕入れを行うとなると、簡単ではありません。
と言うのも、世の中に転売して稼げるほどの価格差がある商品があると思いますか?
あったとしてもその価格差は微々たるものです。
つまり、転売ビジネスで稼いでいくためには小さな価格差(利益)のものを大量に売る必要があるのです。
仕入れに時間がかかる
差額がある商品を仕入れるためにはそれなりに時間がかかります。
これは調査に時間がかかるということです。
実際に探してみればわかることですが、差額がある商品はなかなか見つかりません。
つまり、転売ビジネスをするということは、まず、商品の調査だけでも多くの時間をかけるのです。
しかも、当然調査だけで終わりではなく、調査の後、仕入れ、出品、梱包、発送までやることになるため、膨大な時間が必要となります。
転売ビジネスで独立できるか?
もし、あなたが副業を本当の自由である「独立」への前段階と考えている場合、転売ビジネスで独立することができるか気になりますよね。
結論から言うと転売ビジネスで独立することは可能ですが、僕としては、副業ビジネスで独立することをおすすめしません。
なぜなら副業ビジネスで独立しても、そこに自由な生活は待っていないからです。
あなたがもし最終的に副業を経て独立したいと考えているのであれば
何にも縛られない自由な生活がしたい
と言うのが最大の理由だと思います。
しかし、転売ビジネスで独立したとしても常に仕入れを続けないといけませんし、在庫リスクや販売方法について考え続けていく必要があります。
それは自由な生活と言えるのでしょうか。
また、転売ビジネスは多くの利益を上げていた人でも、世間のトレンドが変わったことで、販売していた商品の利益が取れなくなり「大量の在庫を抱えて破産」なんてこともあり得る世界なのです。
一生このような恐怖と戦いながら生活していくのであれば独立する意味はないと思います。
【まとめ】転売ビジネスは副業としておすすめできない
今回は転売ビジネスが副業としておすすめかどうか解説してきました。
ネット上では、転売ビジネスは数ある副業の中でもおすすめだと言われています。
しかし、その実態としては、副業としておすすめできるものではありませんでした。
転売ビジネスは確かに稼ぎやすいかもしれませんが、仕入れの工数が多くかかったり、在庫リスクも高いので副業としてやるべきではないと言えるでしょう。
僕が独立に至るまでの間に副業として転売ビジネスに取り組んだことがありますが、今回お話したような理由から転売ビジネスで独立することはありませんでした。
結局、僕自身は別のビジネスを中心として独立を果たし、自由な生活を手に入れました。
では、どのようにして独立をし、自由な生活を手に入れたのか、そんな話をメルマガで詳しく発信しています。
僕が情報を発信することで、自立した人生を楽しめる仲間が増えたらいいなと思っています。
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