どうも、なつきです!
どれだけ努力しても
自分がのぞんだ結果がえられなかった
という経験はありますか?
僕にはあります。
高校時代まで
サッカーをしていましたが
どれだけ走り込みをしても
パスやキックの練習をしたとしても
レギュラーになれない時期がありました。
どれだけ自分はがんばっていても
結果がついてこないときは、
努力しているところが
勝ちにくい場所なのかもしれない。
僕はボランチというポジションで
レギュラーの座を勝ち取ろうとしていましたが、
ディフェンスに転向することを決めました。
正直、ディフェンスって
花形でもないし結構泥臭いポジションです。
けど、僕はレギュラーとして
まず試合に出ることが目的だったのです。
勝つことがむずかしいところで勝負をしているとき、
じぶんの本当の目的は何なのかを
冷静に考えてみてはどうかと思うのです。
ここでひとつ本を紹介します。
陸上種目の400メートルハードルでメダルをとった
為末大さんの著書
「諦める力<勝てないのは努力が足りないからじゃない>」
では、あきらめるとはどういうことか
という解説がされています。
あきらめるとは何を意味しているのでしょう。
一般的には、何かをやめて断念するといった
ネガティブなイメージをもつ言葉です。
しかしネガティブな意味だけではありません。
あきらめるは、明らめると書いて、
自分のもっている才能や能力、
置かれている状況を明らかにして理解する
といったポジティブな意味ももっています。
中学時代の為末さんは
陸上の花形である100メートルをはじめ
さまざまな種目で成績を残してきました。
しかし高校生になると、
一番やりたかった種目である
100メートルのタイムが伸びなやみます。
自分のタイムが伸びなやむ一方で、
まわりのライバルたちが成長してきて
タイムがおいつかれてきはじめます。
これまでは、
努力すればタイムは伸びる、夢はかなう
と信じてがんばっていました。
ところが一番やりたい種目である
100メートルでは必死に練習しても
先がないことに気づき、
くやしい思いをしていました。
このままでは100メートルでトップに立つことはできないと思っていたところ、
顧問の先生から400メートルハードルをすすめられます。
為末さんは、
400メートルハードルを
得意に思っていました。
また、400メートルハードルの世界大会の
トップの走りを見て分析し、
勝てる可能性を見出しました。
ここで為末さんは、陸上の花形ともいえる
100メートルをあきらめることを選択しました。
最初は、簡単に割りきれるものではありませんでした。
400メートルハードルに転向したことについて、
自分は逃げてしまったという
ネガティブな感情をもっていたからです。
ただ、為末さんが100メートルをあきらめた一方で
絶対にあきらめなかったことがあります。
それは、絶対に勝つことです。
絶対に勝つ
という目的をあきらめないかわりに
100メートルという手段をあきらめたのです。
手段をあきらめることと
目的をあきらめることには
違いがあるのです。
もちろん100メートルをあきらめたときには、
くやしい気持ちがあったといいます。
しかし為末さんは、
自分の能力と置かれた状況を
客観的に分析して、
勝てる可能性の高いと考えた
400メートルハードルに転向しました。
その結果、400メートルハードルで
メダルを手にすることができました。
勝てる可能性があるからという理由は
動機が不純だと思われるかもしれません。
しかし、どれだけ努力しても結果が出ない場合、
勝てる可能性の低いところで
勝負しているのかもしれないのです。
自分は努力しているはずなのに
どうしても結果が出てこないとき、
自分の本当の目的はなにか
ということを確認しましょう。
そして目的を達成する手段は
ほかにあるのではないか探してみましょう。
自分の能力や状況を客観的に分析し、
勝てる可能性が高いところをねらって
努力をすることで勝率はあがります。
ビジネスにおいても同じです。
せどりや転売で
情報発信している人はとても多いです。
昔から発信している人もいるし、
次から次に湧き出てきます。
世の中でいうレッドオーシャンです。
けど視点をずらして、
これから必要になる動画スキルや
デザインスキル分野で発信する人は
それらにくらべて少ないです。
しかも1ヶ月本気で頑張れば
そこそこスキルは身につきます。
そのスキルを武器に
情報発信してもいいわけです。
最初は格安でデザインを請け負い、
実績を作りつつ、
さらなるスキルアップを図る。
実績とスキルを元に
さらに発信力をつけていく。
請け負う単価も上がるし
実績をみて依頼する人も増えるかもしれません。
あくまでも一例です。
ビジネスをする上での目的は
稼ぐことであり、
稼ぎ続けることです。
そのうえで幸せになることです。
手段をあきらめることと
目的をあきらめることには
違いがあります。
変なプライドがあるせいで
手段に固執してしまったり、
一度始めてしまったことだから
あきらめるなんて勿体ないと
思ってしまうこともあるかもしれません。
僕も人生で勝つために
いろんな手段をあきらめてきました。
いま手段に固執していませんか?
見直すきっかけになれば幸いです。
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